新規顧客開拓のために、あえてアナログDMのメリットを考えてみる。

新規顧客獲得というテーマはどこも同じ。

セミナーというものをやったことがある。
自分にとっての顧客とは、自社のブランディングや宣伝に対して悩みのある経営者だから、
そのような方々と直接話す機会を作っていくことが自社のプロモーションになるからだ。

だが、およそ講師なんてガラじゃなく、上から目線で教えてあげます的に一方的に喋るのもイヤだ。
上場企業の社長とか、成功者と言われた人の講演会にもずいぶん顔を出したが、
大体のパターンは決まっている。

不遇な時代があり、何かのきっかけで新しい事業や方法論にトライし、成功する。
でもトラブルがあってたたき落とされて振り出しに戻ったりしながらも、
今の地位を掴むストーリーだ。
失敗しっぱなしの男の話など聞いたこともない。

セミナーという講義の場は、成功したい人々が聞きたい話をするところだから、
まあそれも当然だよね。

そんなセミナーのパターンが大体わかったからこそ、
成功者でもなんでもない自分が偉そうに話をするなどということは考えられなかった。
だから、ブランディングや宣伝に悩んでいる人数人と机を囲み、
雑談しながら有効な解決策を見つけていこうよ、というワークショップにした。

そのときの参加者は5人ぐらいで、士業の方が多かった。
そして全員が新規顧客獲得がほぼ唯一の問題だった。
大企業だろうがなんだろうが、同じである。
弊社だってそうだ。

「自分はきっと顧客の役に立てる。だが、まずそれを説明しにいくのが難しい。
自分の説明を聞いてもらえれば、かならず顧客は興味を持つはず。
だが、どうしたら話を聞いてもらえるだろうか」
ということも全員が問題としていたことだった。

お金がないから、頭と体を使わなきゃ何も起きない。

お金があるなら、リスティングでもなんでも打ちまくればきっかけはできやすいだろう。
だが「お金をかけずに」ということが当然ながら条件となる。

今は誰でも発信が出来る時代なんだから、
ブログやってファンを掴んで、メルマガやサロンで集客や課金が可能だ。
だが、それには「発信を続ける」という忍耐が必要であり、
すぐに効果が出せるような特効薬もない。

もちろん商品そのものがバズりそうな新規性を持っていれば、
クラウドファンディングで動画を流してマーケティングと資金調達が同時にできるかもしれない。

だが、そうでない場合はひたすら自分の専門知識や考え方を提示して、
辛抱強く顧客を啓蒙していかなくちゃならない。
メルマガだって、その前提として自分のサイトに読者がいなくちゃどうにもならない。
これはなかなか骨の折れるプロモーション方法だけど、
ネットで発信するということはそういうことだ。
最初のキャズムを超えるまでにパワーが相当必要なのだ。

で、その時思った。
サイトやメルマガに必要なのは主に忍耐だが、
開封もされずにゴミ箱行きになるのがほとんどだ。

けれど、アナログのダイレクトメールならどうだろう?
安売りとかそういうのじゃなくて、
届いたら思わず見てしまいそうなクリエイティブなDMだ。

サメの保護団体のDM。こんなの来たら、開封しないわけにいかない。by adgoodness

なので、ちょっとそんなDMをいろいろ紹介したり提案していきたいと思っている。
ということで、今日はこのへんで。
予告編みたいなことでお茶濁してすいません。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
デザインを戦略にして、もっといい会社になろう。

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