ポップアップDMで顧客の心を掴む。
ワクワク感が企業への期待感を高める。
飛び出す絵本はいつ見ても楽しい。
子ども向け絵本コーナーにはたくさんの飛び出す絵本があるが、
繊細でアート性に優れたものもたくさんある。
大人が見ても十分に観賞に堪えるものだ。
そんな飛び出す絵本のワクワク感を、DMにしてみたらと言う話。
最近はポップアップDMを印刷できる印刷会社も多くなってきたから、
トライしやすいんじゃないかと思う。
ここで大事にしたいのは、
受け取った側の「ほほう、なるほどな」とか「面白い!」という気持ちを引き出すことだ。
単に商品部分が切り抜かれてポップアップするだけだと、
何もしないよりは全然いいとは思うが、もう少し捻っていきたい。
ずいぶん前のIKEAのDM。
この出来映えの良さは、数年経ったいまも色あせない。
ポップアップDMの名作。
このIKEAのDMの発想はもちろん、その徹底した作り込みに驚嘆しない人はいないだろう。
こういう質の高いDMは、制作料もそれなりに、というか相当かかる。
制作期間も、デザイナーと企画から詰めて3週間〜1カ月以上かかるかもしれない。
でも「人が動く」という価値は、人が感動したところにしか生まれない。
早く、安く、POPツールを作ろうという了見ではとても到達できるものではないので、
クリエイティブで顧客の反応を変えるのだ、という意気込みで
デザイナーと制作の道を歩んで欲しい。
こちらはフードデリバリーサービスのDM。
POP UPというにはちょっと趣きが違うが、単純に折られているテーブルの脚を起こすだけで立体になる。
型抜きと機械折り加工のみシンプルな構成なので、
予算的にも安く上がるだろう。
これらの加工がなくても単純にハガキサイズのDMとして制作できるが、
受け取る立場としてみたら、これは折る作業が入るからこそ、「おや」と思って手に取ってくれるのだ。
なんの仕掛けもないただのハガキなら、そのままゴミ箱行きだろう。
これは実際に使われたDMではない。
誰かの手作りグリーティングカードだ。
あなたの会社がプロダクツを売る事業でなく、DMに掲載する商品がないから素敵なDMが作れないというわけじゃない。
素直に相手を喜ばせよう。
それできっと気持ちが伝わる。
クリエイティブDMは、思いの伝わる販促活動だ。
ぜひ検討してみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
デザインを戦略にして、もっといい会社になろう。