客の心を動かす看板の法則
飲食店の看板についてここまで記事を書いたので、
ここで看板づくりの法則として簡単にまとめてみる。
まず看板の役割について。
看板は店に客を呼び込むための「広告」と認識しよう。
何を食べることができるのかという情報提供はもちろんだが、
それだけでは不十分だ。
ただでさえ忙しいランチタイムに、
沢山ある店の中から自分の店を選んでもらわなければならない。
店の雰囲気なども含めた総合判断だから、
看板一枚で劇的に変わるとまでは言わないが、
「うまいから、食ってけ」というニオイがぷんぷんする看板であれば
人は引き込まれていくだろう。
まあ、最高の看板はその店の前の行列だが、
あなたの店がそうなっているのであればこんなブログを読む必要はない。
ということで、
客の心を動かす看板の法則はこんな感じだ。
①おいしそうな料理写真を撮る
必ずしもプロが撮る必要はない。
ただし、撮ってみて「まずそうだなあ」と思うなら使わないほうがいい。
また、色あせた写真をずっと使っていたりする例もあるが、
これもやめたほうがいい。
②料理写真は切り抜かない
写真のシズル感(おいしそうな感じ)がなくなってしまうので、
看板作りの難易度は上がる。
看板全体の構成に自信がないなら切り抜いてはいけない。
③手書きの文字を使う
目指すところは質の高い手作り感である。
もちろん「おいしそうな店のデザイン要素を考える その2」の
ホルモン焼き屋のような仕上がりであれば別だ。
フォントを使えば小ぎれいなものはできる。
だが、普通に小ぎれいなものは埋没する。
多少のノイズがあったほうが人の目に止まるのだ。
とはいえ、あまりにも不細工な出来ではいけない。
大体こんなところだろうか。
①〜③に当てはめれば問題ないということではないが、
最低限、失敗もしにくいと思う。
なにより大事なのは、「店主の心意気」が出ていることだ。
それをどうやって出すかを考えることがポイントだと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
デザインタイズして、もっといい会社になろう。
※「デザインタイズ」とは、デザインで企業価値を創るという意味を込め、”マネタイズ”からもじった造語です。日本人以外には通用しません。