今回の制作に関しては、
店頭サイネージを使っていろいろと実験してみようということでもあったので、
制作費についてはローコストに仕上げるというテーマもあった。
そのためDIY精神を遺憾なく発揮する必要があったのだが、
ラストのアニメーションをアニメーターに頼んだくらいで、
ナレーションの録音やジングルの作曲、編集作業など全て島村楽器のスタッフとぼくで済ませた。

クライアントの業種的なスキルがあったため可能であったことは間違いないが、
今回のDIY制作の過程でメッセージを自ら作り上げていったということは、
インナー的なモチベーションアップにも繋がったように思う。メッセージは当事者として自ら考えていく、
という気概をクライアント自身が持つ箏はとても大事なことである。今回は、ぼく自身も学んだ。

アフターエフェクツで簡単なモーションアニメつくったり、
プレミアで映像をつないだりと、
普段は人まかせが当たり前と思っていた作業を自分でやったわけだけど、
レベルはともかく、なんとかなるものだ。クライアントと一緒に作っていて楽しかったし、
「DIYクリエイティブ」を弊社のメニューにしようかとちょっと考え中である。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
デザインタイズして、もっといい会社になろう。
※「デザインタイズ」とは、デザインで企業価値を創るという意味を込め、”マネタイズ”からもじった造語です。日本人以外には通用しません。